大深度地熱温泉

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県都湧出量・源泉数 全国トップクラス 大分市の温泉「大深度地熱温泉」(古代の植物に由来する炭酸ガス含有・平地部の深層に貯留する深層熱泉・独特の甘い匂い・軟らかい肌ざわり・湯上りはお肌すべすべ)
  • 慢性皮膚病
  • 虚弱体質
  • 慢性婦人病
  • きりきず、やけど

などに効果があると言われています。

【温泉水の地理的分布】
京都大学助教授 大沢 信二氏提供

 大分県内では、ほぼ全市町村で温泉が湧出しており、大分市の特徴でもある大深度地熱温泉は、大正2年(1913年)に創業した市内最古の王子温泉から始まり、現在の源泉数は242を誇る源泉数・湧出量ともに全国でもトップクラスの温泉都市です。
 大深度地熱温泉は、大分市内38ヶ所(H28年3月現在)において楽しむことができ、その種類は、塩素イオンを主成分とするアルカリ-塩化物泉、陰イオンの主成分が炭酸水素イオンであるアルカリ-炭酸水素塩泉があります。このため入浴後は肌がすべすべします。
 大深度地熱温泉は、地下600~800メートルほどの水成の堆積層や堆積岩が厚く発達した平地部の深層に貯留する深層熱水です。また、古代の植物に由来する炭酸ガスを含むことも特徴。温泉水を含む堆積層や堆積岩は、新生代第三紀から第四紀にかけてのものと言われています。
 この頃の大分は、市内から由布市庄内町にかけて淡水湖になったり、火砕流の噴出が起こったり、海面上昇により別府湾の内海になったりしました。このような大地の営みが温泉水の貯留層の形成に影響を与えていると推定されています。
 原始大分のロマンに想いを馳せながら温泉をお楽しみください。

温泉で心も体も癒す “塚野鉱泉”で本格湯治に挑戦!
  • 飲用…胃腸病・慢性便秘・肝炎・糖尿病
  • 浴用…神経痛・皮膚病・きりきず・やけど・疲労回復

【温泉水の地理的分布】
京都大学助教授 大沢 信二氏提供

 大分市の南西部、緑豊かな山々から注がれる園田川沿いに、昔ながらの湯治場情緒を残す市内唯一の鉱泉があります。
 塚野鉱泉の泉質は含二酸化炭素・ナトリウム・炭酸水素塩泉で、飲用・浴用ともに利用され、特に飲用では高濃度の炭酸水素イオンと二酸化炭素の成分が、胃腸病、慢性便秘に効能があることで知られています。
 湯治客は主に福岡、広島、山口からが多く、遠く韓国からもその効能を求めて来訪しています。保養期間は一週間前後が多いようです。山間の静かな湯治場で心と体をゆっくり静養してみませんか?