2023年12月現在の情報です
冬の終わりと春の訪れを告げる、梅の花。大分県を代表する梅の名所『吉野梅園』では、約450本の梅が例年2月下旬~3月中旬にかけて見頃を迎えます。
吉野梅園を代表する「臥龍梅(がりゅうばい)」は、龍が地に臥した姿に似ていることが名前の由来とされています。古くは太宰府天満宮(福岡県)の梅の枝を持ち帰ったことが梅園の始まりだと伝えられています。
見頃 | 2月下旬~3月中旬 |
---|---|
本数 | 約450本 |
種類 | 豊後梅、青軸梅、白加賀梅、寒紅梅、臥龍梅、冬至梅 |
住所 | 大分市杉原 |
問合せ | 大南支所:097-597-1000 |
駐車場 | 有 |
アクセス | 【バス】大分駅よりバスで約45分「梅が丘公園前」または「杉原」バス停下車 【車】大分市中心部より約40分 |
【臥龍梅(がりゅうばい)伝説】
建久三年(1192年)、京都より藤原信近がこの地に移り住んだ。ある日信近の子、近里が山に薪を採りに出かけたおり誤って右脛を折った。そこでたまたま異相の翁に逢い、その教えにより筑前(福岡県)太宰府に17日間参籠した。満願の夜、夢の中に貴顕の士(菅原道真公)が現れ梅の花を一枝を賜った。近里はこれを持ち帰ってこの地に挿し祈念しながら培養した。すると不思議なことに、その枝は芽を吹き日増しに成長し近里の病も良くなった。その後、海樹は繁茂し幹はみな左に捩れて地を這い丁度、龍が地に臥した姿に似ているので臥龍梅と呼ばれるようになった。
大分市の南に位置する戸次本町。この界隈に、幕末から明治にかけて酒造業を営み繁栄した『帆足本家』があります。時代を経て今なお美しい建物は、文人画家、田能村竹田など多くの文人や画家に愛され、かつて文化人たちで賑わったサロン「富春館」は、現在レストランやギャラリーとして使われています。
帆足本家母屋から見渡す庭園には美しい梅の花が咲き、私たちの心を和ませてくれることでしょう。
見頃 | 2月下旬~3月上旬 |
---|---|
本数 | 庭園は3本、入口に1本 |
種類 | 豊後梅、白梅 |
住所 | 大分市大字中戸次4381 |
問合せ | 097-597-0002 |
営業時間 | 10:00~17:00 定休日:月、火 |
駐車場 | 有 |
アクセス | 【バス】大分駅より約35分 「戸次」バス停下車後、徒歩約5分 【車】大分駅より約30分 |