おおいた暮らし

知れば知るほど面白い!おおいたの英傑 大友宗麟の魅力に迫る
戦国時代の大名・大友宗麟。日本史の授業などで、聞いた事があるという人は多いと思うが、実は宗麟、当時のヨーロッパにも知られたグローバルな人物だった。大友宗麟は戦国時代の1530年、豊後の府内(大分市)に生まれ、20歳の時に家督を継ぎ、豊後を中心に北部九州6国を支配した戦国大名。その功績はもちろん、時代を先取りした姿勢に魅力を感じているファンも多い。まずは、大友宗麟のキャラクターをチェックしてみよう!大友宗麟はこんな人物だった!「豊後王」「国崩し(大砲)」「ミゼリコルディア」「キリシタン大名」「日本初の西洋式病院」「文化人」
ヨーロッパで「豊後王」として名を馳せていた 南蛮貿易を積極的に進めたことや、宣教師たちを保護したことから、大友宗麟の名は遠くヨーロッパまで知れ渡った。当時のヨーロッパで描かれた世界地図には、九州全体に「BVNGO(豊後)」と大きく記してあり、大友氏が治めていた豊後国が独立国家のように扱われていたことが分かる。また、ヨーロッパの宗教画には、大友宗麟とザビエルの出会いを描いたものがある。キリシタン大名としても有名 大友宗麟は聖フランシスコ・ザビエルを府内に招いて布教を許可し、自身も48歳の時に入信した。また、府内を南蛮貿易の拠点として栄えさせ、経済力を高めることに成功。有名な宣教師ルイス・フロイスは大友宗麟について「日本の戦国大名の中で、最も考えが深く、人徳があり、あらゆる才能に優れている」と語っている。 日本で初めて、大砲を輸入 戦いを有利に進めるために、ポルトガルから大砲を購入。家来を中国に送り大砲の作り方を学ばさせて、府内で製造した。その大砲は、あまりの威力と轟音から「国崩し」と名付けられた。日本初の西洋式病院が建った 宗麟の援助により、府内には日本初の西洋式病院が建てられた。このことから「西洋医術発祥記念像」が遊歩公園に建てられている。当時あったという「府内病院」は現存していないが、西洋医術をもたらしたポルトガル人医師ルイス・デ・アルメイダの功績を記念し、その名にちなんで名付けられた「大分市医師会立アルメイダ病院」が市内にある。
一目置かれた文化人でもある 茶の世界の第一人者・千利休に「なかなかの数奇者(茶道の心を理解する文化人)」と言わせている。また、蹴鞠の名手でもあり、足利義輝から技量の勝ったものに与えられる「香之上」と呼ばれる装束の着用が許されるほど。現在でいうと“サッカーの名ストライカー”というところだ。ボランティア発祥の地 前述の病院で日本初となる西洋式外科手術が行われていたとされているが、記録によると病院運営には「ミゼリコルディア」というボランティア組織が存在した。これが日本初のボランティアだと言われている。こちらでも大友宗麟について詳しく紹介しています→大友宗麟プロモーション
大友宗麟の魅力にどっぷりハマり、長年探求し続けている『大友氏遊学会』会長の三宅英明さんにお話しを伺った。Q.大友宗麟の魅力は?A.「やはり“先進の人”であるところですね! 外国の文化を積極的に取り入れ、大砲、鋳造技術の導入をするなど、当時としては画期的な動きをしています。その斬新さが注目されがちですが、すべては国を発展させたいという気持ちからでしょう。キリスト教に改宗するという異色の大名ですが、他にはない魅力を感じます!」Q.『大友氏遊学会』ではどんな活動を?A.「定期的にメンバーが集まり、大友氏の研究をするとともに、ゆかりの地を巡ったりします。このあたり(元町周辺)は、大友氏の足跡がたくさん存在します。例えば若宮八幡社の手洗い鉢には十字の模様が刻まれているのですが、これはキリスト教関連の遺物と考えられます。当時のことを想像しながら散策するのは楽しいですよ。“歴女”という言葉が流行りましたが“宗麟女”が増えると嬉しいですね! 私は、その魅力にハマりすぎて、もう抜け出せません(笑)」
Q.「大友氏遊学会」おすすめのスポットとは?大友氏遺跡 大分市顕徳町にある「大友氏館跡」を中心とする中世の遺跡。大友氏館は、豊後の戦国大名大友氏の館で、府内のまちの中心に位置していました。敷地が200m四方もあり、当時の戦国大名の館としては最大級の広さを誇っています。館の発掘調査では、高級陶磁器の破片や広大な池を備えた庭園の跡などが見つかっており、当時の大友氏の繁栄を今に伝える貴重な歴史遺産となっています。 大友氏遺跡体験学習館 大友宗麟に代表される大友氏400年の歴史や10年以上に及ぶ発掘成果などを、多くの方々に知ってもらうことを目的とした施設「大友氏遺跡体験学習館」では、遺跡の出土品や府内のまちの暮らしなどを紹介する常設展示を行っています。年間イベントにおいては、大友氏に関する歴史講座や、お守り犬の作成などを行う体験工房も開催。大人から子どもまで楽しく学べる学習施設です。
もっと大友氏について深堀りするなら「大友歴史ガイド」がおすすめ!「大友歴史ガイド」とは、当時の町マップを見ながら、案内人である三宅さんたちと一緒に大友氏ゆかりの地を巡って見てまわるツアー。ガイドさんが歴史を噛み砕いて分かりやすく話してくれるので、予備知識などなくてもOK!お出かけの季節に、散歩感覚でちょっと歴史について触れてみるのもいいかもしれない。 「大友氏遊学会」電話:097-533-1568/097-546-3065 ※どちらでも可 開催時間:9:00〜(1.5時間程度)参加費:1人200円 ※5人までガイド1人、10人までガイド3人、それ以上はガイド5人で案内 南蛮文化発祥歳おおいたを学ぶ・食べる・広がる