ザ・キャビンカンパニーは、大分県の廃校をアトリエにし、日々さまざまな作品を生み出している阿部健太朗と吉岡紗希による二人組の絵本作家/美術家。2009 年のユニット結成以来、40冊以上の絵本を出版するほか、立体作品や舞台美術、歌手あいみょんのツアーパンフレット、NHK Eテレ「おかあさんといっしょ」内コーナー『しりたガエルのけけちゃま』を生み出すなど、めざましい活躍をみせています。本展は「夢と驚きあふれる現代のアートびっくり箱」ともいえるような、ザ・キャビンカンパニーの創作活動とその源に宿すもの、そのすべてをご覧いただきます。
みどころ1
◉活動15 周年、人気絵本作家ザ・キャビンカンパニーの大規模個展
子どもから大人まで、幅広い世代の心をつかむ絵本作家/美術家のザ・キャビンカンパニー。
かれらの活動15 周年の節目となる2024 年に開催する本展は、公立美術館初の巡回大規模個展。活動初期から最新作にいたる膨大な数の絵本原画をはじめ、活動初期から制作している立体造形、映像作品などを一堂に展示するとともに、絵本ができるまでの制作の過程や大分県由布市のアトリエの様子など、作品が生まれる背景も紹介。エネルギーに満ちたザ・キャビンカンパニーの作品世界を身体全体で楽しめる展覧会となります。
みどころ2
◉絵本の世界に入り込む―立体造形、アニメーション…絵本にとどまらない独自の世界
絵本作家として人気のザ・キャビンカンパニーですが、創作は平面にとどまりません。展覧会では、影絵あそびから着想を得た映像作品《オボロ屋敷》や、段ボールや板、紙粘土などで作られた大小さまざまな立体作品から構成された大型インスタレーションを展示。物語の世界に入り込むような体験ができ、ザ・キャビンカンパニーの絵本をより深く理解することができるでしょう。
みどころ3
◉あの人気キャラクターも!コラボレーションで進化するザ・キャビンカンパニー
ザ・キャビンカンパニーはこれまで、さまざまなアーティストや企業とコラボレーションしてきました。NHK-E テレ『おかあさんといっしょ』に登場する人気キャラクター「しりたガエルのけけちゃま」のキャラクターデザイン原画や、ミュージシャンあいみょんのツアー「傷と悪魔と恋をした!」のパンフレット原画など、貴重な原画類もご覧いただけます。
ふたりの既成概念にとらわれない刺激的なクリエイションにも注目を。
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